【ブリヂストン07】F1・100勝と安全

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ブリヂストンは昨年、最後のタイヤ戦争の最中、宿敵ミシュランと競り合うようにしてF1通算100勝を達成している。

「2007年度モータースポーツ活動計画発表会」(29日)の会場には、100勝を達成したドイツGPでミハエル・シューマッハ(06年末で現役引退)が装着していた“ウイニング・タイヤ”も、誇らしげに展示された。

荒川詔四社長は、06年の戦いを振り返り、「シューマッハ選手とフェラーリ・チームが惜しくもタイトルを奪還できなかったことは残念だが、シーズン中盤からの当社タイヤ装着チーム(主にフェラーリ)の追い込みは、ファンのみなさんにモータースポーツの醍醐味を与えるものであったと思う」と語った。

現在、BSの勝ち星は104に伸びており、ワンメイクとなった今季終了時にはこの数字が歴代単独2位の121となる(今季は17戦の予定)。ちなみに今季、BSは各レースに2スペックのタイヤを持ち込むが、レギュレーションで「決勝レース中に両方のスペックを履く」ことが義務づけられており、これがレース戦略に大きな影響をおよぼすか?

また、会場にはBSがFIAから受けた「ワールドプライズ」も展示されていた。これは「レースでも、市販製品でも、安全性が一番大切なものと考える」(荒川社長)同社が、FIA Foundation(国際自動車連盟基金)とともに展開してきたグローバル交通安全キャンペーン“Think Before You Drive”が評価されてのもの。

「タイヤの点検」を含む4つの基本的な運転前行動の実践をよびかけた運動で、同社は今後もグループを挙げて、安全啓発運動に尽力していく。F1グランプリの現場では、シューマッハーをはじめとするF1ドライバーたちもこういった運動の支援をしている、とのことだ。

《遠藤俊幸》

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