身障者用の駐車禁止除外指定車標章を偽造

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京都府警は12日、身体障害者用として交付される駐車禁止除外指定車標章を偽造し、それを行使していたとして、58歳の男を有印公文書偽造・同行使容疑で逮捕した。男は「どこにでも駐車できるように作った」と容疑を認めている。

京都府警・伏見署によると、逮捕された男は2006年11月ごろまでに身体障害者用の駐車禁止除外指定車標章を偽造し、これを行使した疑いがもたれている。

偽造された駐車禁止除外指定車標章は同年11月中旬、京都市伏見区内のスーパーマーケット駐車場に落ちているのが発見されたが、市民からの届け出を受けた同署が調べたところ、カラーコピー機などを使って精巧に作られた偽物であることがわかった。標章は対象となるクルマを指定して交付されるため、ナンバーが記載されているが、これは実在のものであることが判明。そこから同区内に住む58歳の男の存在が浮上した。

調べに対して男は「繁華街に遊びに行くときに使っていた」などと供述。男の自宅からは偽造に使ったパソコンやゴム印なども発見されており、警察では男が偽造標章の製作に関わったものとみて、厳しく追及する方針だ。

《石田真一》

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