佐川急便は天然ガス自動車の導入に力を入れており、14日に東京ビッグサイトで開幕した「エコプロダクツ2006」にも天然ガストラックを展示している。
同社が天然ガス自動車を導入するようになったのは、1997年に地元京都で開催された地球温暖化防止会議(COP3)がきっかけである。現在、3205台の天然ガストラックが走っている。同社の総車両台数が約2万1000台だから、7台に1台以上は環境にやさしい天然ガストラックということになる。
そのほか、軽自動車についても天然ガス車の導入を検討し、現在関西地区で8台の天然ガス軽自動車を試験的に走らせているという。
「2012年までに7000台の導入を検討していて、年間600台ずつ増えています」と同社関係者。
しかし、導入台数が増えるにつれて、「燃料補給がだんだん厳しくなっている」(同社関係者)そうで、圧縮された天然ガスを補給するためのインフラ整備が大きな課題になっている。