三菱ふそう刑事裁判、全員無罪

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三菱ふそうトラック・バスの宇佐美隆元会長ら3人と法人としての三菱自動車が道路運送車両法違反の罪に問われた事件で、横浜簡裁はいずれも無罪を言い渡した。
 
三菱自動車、ふそうを巡る3つの刑事裁判での判決は今回が初めて。

2002年に三菱ふそう製の大型トラックのタイヤが脱輪し、通行中の親子3人が死傷した事件で、国土交通省に虚偽の報告をしたとして、被告は道路運送車両法違反に罪に問われた。被告は宇佐美被告、三菱自動車のほか、三菱自動車の花輪亮男元常務、越川忠元執行役員。
 
判決で小島裕史裁判官は「国土交通大臣の報告要求が存在したとは認められない」として、無罪を言い渡した。
 
求刑が罰金20万円で起訴するという、懲罰的とも言える異例の措置に踏み切った横浜地検と国土交通省は、完全に当てが外れたかっこう。
 
国土交通省は判決後「国の主張が認められなかったことは極めて残念で、今後の対応については判決文を見た上で関係当局と相談のうえ決めていく」としている。

《レスポンス編集部》

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