ヨーロッパの地下鉄構内や車内における芸といえば、アコーディオンやヴァイオリン弾きが定番だ。旅行中に遭遇した人も多いだろう。ところが先日からミラノの地下鉄に一風変わった女性が出現して、人々を騒然とさせた。
彼女はリーザという26歳の女性。車内で羽織っていたコートを突然脱ぎ捨て、ランジェリー姿でラップダンスを披露した。鉄棒も「絡み」用として巧みに活用する。
このパフォーマンス、実は彼女による発案ではなく、あるテレビ番組制作グループによる企画だった。しかし、人々の関心が高まるにつれて同グループのウェブサイトにはアクセスが集中し、現在では閲覧できない状態が続いている。
日頃車内の演奏に無関心を装うクールなミラネーゼも、思わずニヤニヤしたり、チップを弾んでしまったようだ。いっそのこと「運のいい人だけが見られるダンス」として継続すれば、長年ミラノを悩ますマイカー通勤に歯止めが掛けられるのでは?