オートバイにETC車載器を取付けることのできるセットアップ取扱店が、11月2日現在で520店を超えていることがわかった。
登録店として最初に名乗りをあげたのは、首都圏を中心に展開するパーツ用品販売のNAPS(ナップス・日京)と神奈川県下のバイク販売店が加盟する神奈川オートバイ事業協同組合の一部店舗の10数店だけ。登録申請の出足は鈍く、取扱店が全国に網羅されるかどうかが危惧されていた。
本格運用直前になって申込みが激増し、運用2日目には道路システム高度化推進機構(ORSE/オルセ)に登録されたオートバイ店は520店を超えた。「現在も申請は続々と上がってきており、年内には1000店目指す勢い」(ORSE業務部海老原秀世氏)
それでも、取扱店は首都圏、中部、近畿圏に集中している。2日現在、沖縄県には1件もセットアップ取扱店がないが、ORSEによればこの状況も早急に改善されるという。「来週には沖縄県の取扱店も登録が予定されていますし、北海道などでも徐々に増えてくる予定です」(海老原氏)
車載器のセットアップ、取付、販売は、セットアップ取扱店でしか行うことができない。車載器普及の行方を左右する大きな要因だっただけに、関係者は登録の増加に安堵している。