スズキの鈴木修会長は1日の9月中間決算発表の席上、販売拡大が続く軽自動車の今年の市場見通しについて「予断は許さないが、私はまだ200万台には行かないと思っている」と述べた。
鈴木会長は10月の軽自動車販売が10カ月連続のプラスとなったものの「伸び率は1%台となった。8月までのペースからは落ちてきたと」と指摘。同社が9月から減産に踏み切るとともに、無理な販売を控えたことから、実需に即した市場になってきたとの見方を示した。
販売競争の激化が生んだ、いわゆる自社登録(届け出)などの抑制については「他社のことは知らないが、私どもは極めて順調に行っている」と語った。