提携カードで“ひっくり返していく”
−−ガソリンスタンドへの展開で考えると、UFJニコスが提携カードを押さえているというのも大きなポイントと言えそうです。
鳴川 提携カードはFeliCaクレジットを展開する上で重要な鍵になります。なぜなら、提携カードを持っているお客様というのは、確実にその(提携先ブランドの)店舗で買い物をするわけです。
−−“使う人”と“使える場所”が対になっている。だから、その両方を同時にFeliCaクレジットに対応させれば、導入初期から「利用されるサービス」になるわけですね。
鳴川 使われなければ意味がないですからね(苦笑)。VISA TOUCHは今後、提携カードと提携先店舗をセットで展開していく考えです。これはけっこう大きいですよ。ある程度まとまった会員数が(VISA TOUCH)ユーザーになり、しかも提携先ブランドの店舗では確実に使えるから、当初からきちんと利用されるものになるのですから。
−−加盟店側からしても、自らのブランドカードの会員数が初期ユーザーの母数として見込めますから、導入しやすいですね。ロードサイドにはガソリンスタンドをはじめ多くのナショナルチェーンがあり、その多くが自社ブランドのクレジットカードを発行しています。これを軸にした「選択と集中」の展開は確かに大きな効果があるかもしれません。
本日はありがとうございました。
☆10月31日に開催されるセミナー「拡大するロードサイド決済ビジネス」では、UFJニコスのスマートプラスの取り組み、ロードサイド市場への展開戦略と普及のポイントなどがさらに詳しく紹介される予定です。
※参考:セミナーの詳しい内容および申し込み
http://www.rbbtoday.com/bch/seminar/2006-10-31-S06308.html