ヘレスで今シーズンの最終テストを実施していたトヨタ。最終日となった木曜日は来季からルノーへと移籍するテストドライバーのリカルド・ゾンタにとって最後の任務となった。
「今週のテストは全体的に満足できるものだった。リカルドのマシンがエンジン交換を強いられたため最終日はあまりスムーズに進まなかったが、それでもオリビエ(パニス)はブラジルに向けてのタイヤテストに専心してくれた」とテストチームマネージャーのゲルト・ファイファー。
「リカルドとオリビエを失うことは非常に痛い。両者とも経験が豊かで、過去4年間のチームの成長を支えてくれた重要な存在。オリビエは冬季テストに戻ってくるが、リカルドは今日が最後。豊富な専門的知識を持ち、長年に渡り献身的に尽くしてくれた彼に心から感謝したい。寂しくなるよ」
一方のゾンタは、「長い間をともに過ごし、良くしてくれたチームを去るのは辛い。チームは前進しつづけるモチベーションに満ちていた。僕はいつも歓迎されていると感じられたし、一緒に働いた一人一人と離れがたいよ」とコメントしている。