【ITS世界会議06】iBusプロジェクト---バスを優先させる信号

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1980年代より、イギリスのバス路線では、SVD(Selective Vehicle Detection)という、特定の自動車を検出するシステムが採用されている。

これは、バスが信号のある交差点に近づいた際に、青信号を点灯する時間を長くしたり、あるいは反対に、短くすることで、バスの運行をスムーズにさせるためのシステム。

しかし、現行のSVDは、バスに取り付けられたSVDユニットと、道路脇のSVDビーコン間の無線通信により、バスの位置を確認して青信号の点灯時間を調節するという簡単な仕組みで、バスが交差点を通り過ぎる速度などが勘案されないために、有効に機能しているとは言い難いのが現状だ。

そこで、2005年より、ロンドン交通局は、ジーメンスVDO社の協力を得てiBusプロジェクトというものをスタートさせた。従来のSVDシステムに加えて、GPSによる位置の捕捉、GPRSによるデータ通信によって、青信号の点灯時間の調節を、きめ細かく行うことで、バスの運行を、よりスムーズにさせることをめざしている。

(ロンドンで開催のITS世界会議に展示)

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