英ロンドン市とロンドン交通局は11月21日、2015年から週末の地下鉄24時間運行を行う計画を発表した。駅施設の改良や公衆無線LAN(Wi-Fi)環境の整備などを含む、地下鉄のサービス改善計画の一環。
地下鉄の終夜運転は「ナイト・チューブ(チューブはロンドン地下鉄の通称)」と題し、毎週金・土曜にピカデリー線・ヴィクトリア線・セントラル線・ジュビリー線と、ノーザン線の主要区間で実施する。将来的な実施路線の拡大も予定している。
ロンドンではバスの終夜運行が既に行われているが、地下鉄の定期的な終夜運行はこれが初となる。
サービス改善計画ではそのほか、非接触決済機能のある銀行カードによる運賃支払いを来年から可能にすることや、地下にある駅のほとんどで2015年末までにWi-Fi環境を整備すること、また主要駅に現在より多くの職員を配置し、旅客案内サービスを充実させることなどが挙げられている。