ロンドン交通局(TfL)は12月11日、ベイカー街の遺失物取扱所に届けられた玩具200点以上をキリスト教団体「救世軍」に寄贈したと発表した。玩具は恵まれない子供たちへのクリスマスプレゼントとして活用される。
鉄道やバス、タクシーなどに置き忘れられた玩具を寄贈する取り組みは今年で8年目。救世軍はロンドン・ルイシャム区と連携し、ロンドン南部で暮らす恵まれない環境にある子供たちへ届ける予定。落とし主が3カ月現れなかった玩具のラインナップはテディベアやボードゲーム、ゲーム機と幅広い。
玩具の寄贈について、遺失物取扱所職員のスー・タイラーさんは「玩具の落とし主が取りに来ないのは残念ですが、子供たちに渡るのはすごく素敵なことです。子供たちはクリスマスをプレゼントなしで過ごすことになっていたかもしれません」と述べた。