ダイハツ工業は5日、東京・台場のホテルグランパシフィックメリディアンで新型軽自動車『ムーヴ』の発表会を行い、その会見の席上、箕浦社長はインドネシアでの拠点拡大を考えていることを明らかにした。
同社は現在、インドネシアの子会社アストラ・ダイハツ・モーターでトヨタ自動車との共同開発車(ダイハツ名『ゼニア』、トヨタ名『アバンザ』)をはじめ、『ゼブラ』『タルーナ』『チェリア』を生産している。ダイハツにとって、インドネシアは海外の重要生産拠点である。
「現在、インドネシアの経済状況は回復基調にあるが、まだよくない。しかし、ダイハツとしてはインドネシアをベースに拡大していきたい」と箕浦社長。
また、九州で工場を新設する件については、「いま検討を進めているが、具体的な内容は決まっていない。もう少し待ってもらえれば発表できる」と箕浦社長は語り、今後もスモールカーの分野で、もっと期待に応えられるよう知恵を出して努力していくことを強調した。