スバルは29日、開催中のパリモーターショーで、2008年デビューを予定している世界初の水平対向4気筒ディーゼルのスケッチ画を発表した。
以下、スバルヨーロッパ、池田浩幸社長のスピーチから---
「現在、世界初の水平対向ディーゼルエンジン、スバル・ボクサー・ターボディーゼルを市場導入に向け独自で開発しております。未だ開発の途中段階ではありますが、本日はその一部をご紹介いたします」
「 水平対向エンジンは、対向するピストンが互いの振動を打ち消しあうとともに、クランクシャフトを左右から剛性の高いブロックで挟む構造により、構造的に高い気筒内圧力に耐える強度を備えています。ディーゼルエンジンとも大変相性が良いのです」
「 加えて、非常に薄いジャーナルをもつクランクシャフトと、タービンをシリンダーブロックの下部に配置することにより可能となった『低重心』『低振動』『高剛性&コンパクト』なエンジン。それがスバル・ボクサー・ターボディーゼルエンジンです」
「来年のジュネーブショーの頃には皆様にエンジンの具体的な姿をお目に掛けたいと考えております」