現在シーズン残り3戦、チャンピオンシップ争いは勢いに乗るミハエル・シューマッハ&フェラーリ有利との見方が大勢を占めるなか、ルノーのエンジニアリングディレクター、パット・シモンズが反論した。
「チームにとって厳しい1カ月だった。ハンガリーでは勝利を取り逃がし、モンツァではあらゆる出来事がわれわれにとって不利に働いた。だがイタリアGPはフェルナンドが本来のポジションからスタートできていたら、当然優勝争いしていたはずだ」
「相当なプレッシャーにさらされていることは確かだ。残り3戦いかなるミスを犯す余地も残されてはいない。でもその一方で状況はいたってシンプルになったよ。残された道はレースにアグレッシブに挑むこと。もはや2位では不充分なのだから」
「だがそれはフェラーリとて同じこと。ルノーは力尽きたと見ている人もいるようだが、そんなことは決してない」とシモンズは語っている。