フォルクスワーゲン『クロスポロ』の顔は、アンダープロテクター風にアレンジされたシルバーの専用スポーツバンパーを備えるが、VWが統一を進めている「ワッペングリル」とは、一見印象が異なる。
ワッペングリルはオリジナル『ビートル』や『マイクロバス』(タイプII)をフロントから見た、逆台形あるいはV字モチーフを基にする。このラインをAピラーからボンネットラインを通って、バンパー下までに至るV字にモダンに演出したのが、現行のフォルクスワーゲン各車種だ。
そう見ていくと、たとえば『パサート』ではメタルシールドとなるグリル中央の部分がクロスポロではボディ色になり、代わりにその下をシルバーにして、実はクロスポロもワッペングリルをしっかり継承していることが分かる。
フォルクスワーゲングループジャパン広報部のドロテア・ガストナーさんは「今後、ワッペングリルは車種ごとに、アレンジを加えていきます」と解説をした。