ホンダは『モンパルML200』で、従来の電動車いすの持つイメージをいろいろな角度から変えようとトライしている。たとえばデザインは乗用車の『フィット』のデザイナーが担当している。
本田技術研究所(ホンダ=本田技研工業の開発研究部門子会社)、企画室第一ブロック主任研究員の矢口忠博(やぐちただひろ)さんは「ウインカーやタイヤなど、ML200オリジナルの部分が多くありお金がかかっているが、スタイリッシュにできた」と説明する。
もともとホンダでは四輪、二輪、汎用で開発部門は分かれている。矢口さんは「ML200は、汎用を知らない四輪のデザイナーが担当したことで生まれたデザインだ」ともコメントする。