ホンダは8月7日に『モンパルML200』の説明会を開催した。ML200は3月15日に販売が開始された電動カート「モンパル」の新型。従来の電動車いすの持つイメージを変えようと、街にとけ込む大きさやデザインなどにトライしている。
企画室第一ブロック主任研究員の矢口忠博(やぐちただひろ)さんは「お年寄りがこのような乗り物に乗ると足腰が弱ると言われるかもしれないが、それ以上に自分の意志で外へ出て移動を楽しむことが大切だと考えた」と説明する。
「ホンダという会社は車メーカーであり、自分で移動する楽しみなど、人間が持つ本能を大切にしていきたい。モンパルはその一つの方法」
モンパルML200は、国家公安委員会の型式指定番号を取得した電動車いすで、公道では歩行者としてみなされるため運転免許は不要であり、また、歩道の通行を義務付けられている。