マツダは、工場ライン装着の純正オーディオを搭載している乗用車で、アップルコンピューター社製の携帯音楽プレーヤー『iPod』を車両側のオーディオシステムで再生できる「iPod接続アダプター」を、年内をめどに全世界のマーケットに順次導入していくと発表した。
iPod接続アダプターは8月22日から日本市場で販売を開始し、北米、欧州、豪州などをはじめ、全世界のマーケットに順次導入する。
全世界で販売するほぼ全ての車種がiPod接続アダプター対応とするのはマツダが初めて。
純正iPod接続アダプターは、車載オーディオとiPodを専用のアダプターを介して接続することにより、車両のオーディオシステムでiPodのクリアな音質を損ねることなく再生することができる装置。ミュージックメニューの切り替えやランダム再生、ボリュームの調整などが車載オーディオのスイッチで操作できるほか、ハンドルにオーディオコントロールスイッチを装着している車両では、ハンドルから手を離さずに、音量の調整や、選曲が可能だ。
接続したiPodはグローブボックス内に設置され、盗難防止にも効果がある。また接続時には自動的に充電もおこなう。いっぽうアーティスト名やアルバム名などのトラック情報は車載オーディオに表示されない。
この接続アダプターは、Dockコネクタを装備した第3世代以降のiPod、『iPod mini』および『iPod nano』に対応しており、『iPod shuffle』には対応していない。
日本でのメーカー希望小売価格は2万3100円。