【インタビュー】iPod エコシステムの鍵をアップル社イング氏に聞く

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  メーカーがiPodを支持するのは互換性が理由

だが、市場にはiPod以外にも、日本の家電メーカーなどがリリースしているポータブルオーディオプレイヤーもある。なぜiPodだけがこんなに支持されるのだろうか、という疑問がわいてこないだろうか。

そこにはきちんとした理由がある。以前筆者は自動車ショーであるカーナビメーカーの関係者に、「なんでiPodだけサポートするのですか?」という質問をしたことがある。帰ってきた答えは「重要なのはiPodのコネクタの一貫性がある程度確保されていることだ。ポータブルプレイヤーに比べて製品寿命が圧倒的に長いカーナビや車では、そうした互換性がある程度担保されていることが重要」というものだった。

要するにこういうことだ。iPodのようなポータブルプレイヤーは、早ければ半年に一度は新しい製品がでるし、ユーザーの側もどんどん新しい製品に買い換えるというサイクルをたどっている。しかし、カーナビはそうではない。基本的に一度つけられたカーナビは、自動車の寿命が尽きるまで利用されることが多い。

つまり、短くても5年、長ければ10年以上にわたって使われる可能性がある。そうした時に、新しいプレイヤーが出てきたのでカーナビにつなげようと思ったら、コネクタの形状が違っているなどの理由で接続できない、というのが、自動車メーカーやカーナビメーカーにとって最も起こってほしくない事態だ。

この点について、アップルのイング氏は「弊社のiPodは2003年から現行の30ピンコネクタを維持している。基本的には同じコネクタで、現行のiPodもそして将来のiPodも接続することができる。自動車メーカーやカーナビメーカーはこの点を評価していると考えている」と、やはりコネクタの互換性が鍵であると指摘している。

《笠原一輝》

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