2 | iPod対応車が世界を覆う |
iPodの周辺機器は、実に多種多様にわたっている。よく知られているところではiPodコネクタに接続するスピーカー、FMトランスミッターなど、様々な種類の周辺機器がアップルからだけでなく、サードパーティからも販売されている。そうした製品は、アップルストアに行ったり、家電量販店のiPod売り場に行けば多数発見することができるだろう。
だが、いまやそうした動きは周辺機器に終わらない。今や多くの自動車メーカーが、iPodに対応したナビゲーションやステレオを搭載した自動車を販売している。アップルのウェブサイト(http://www.apple.com/jp/ipod/ipodyourcar/)では、そのリストを公開している。日本のメーカーでも、トヨタ、ニッサン、マツダ、スズキ、ダイハツ、ミツビシ、スバルとほとんどのメーカーがiPodに対応した車種をラインナップさせているし、海外のメーカーでもBMW、アウディ、アルファロメオ、プジョー、ボルボなど名だたるメーカーがiPodに対応した車種をすでに発売済みだ。
ここ最近では、新たにホンダが同社の純正カーナビゲーションシリーズであるGathers(ギャザス)シリーズの、HDD内蔵ナビゲーションのエントリーモデルとなる『VXD-074C』において、iPod接続用のケーブルを9月に販売開始するとアナウンスしている。
こうした動きは自動車メーカーだけではない。アフターマーケットでカーナビを販売するパイオニア、クラリオン、アルパイン、ケンウッドなどの各メーカーもiPod接続用のオプションケーブルを発売し、カーナビ本体にiPodをコントロールする機能などを追加している。今や“iPodはクルマの周辺機器”とも言うべき状況が出現している。