マイナーチェンジを行なったマツダ『アクセラ』は、内外装の変更だけではなく、ボディにも補強を加え、よりハンドリング性能を高めているという。
アクセラの開発責任者を務めた前田龍雄さんは「新しくなったアクセラはサスペンションまわりのフレームやボディ結合部分との剛性を強化し、コーナリング時に発生するボディの横方向の変形を抑え、走りを進化させています」
「さらにアームの取り付け位置やダンパーにも改良を施し、強化されたボディと合わせて、大幅にハンドリングの正確性を高めています」という。
確かに新しくなったアクセラスポーツの“23S”に乗ってみると、ハンドリングのリニアリティが増していることがわかる。とくにコーナーの立ち上がりでアクセルを踏み込んだときのタイヤの接地感が高まり、フロントが粘ってくれているのが感じ取れる。
加えて、ボディの補強と合わせて、各部でノイズの低減や遮音が図られているので、室内の静粛性も高まっているのも見逃せない。
今までのアクセラもフットワークに関しては定評があったが、マイナーチェンジを行なったことで、あらゆる速度域でさらなるハンドリング性能のポテンシャルアップを実現している。