16日未明、千葉県千葉市中央区内にある自動車販売店の敷地内に若い男2人が侵入し、屋外展示されていたクルマに放火する事件が起きた。放火によって展示車6台が全半焼しているが、男たちはそのまま逃走している。
千葉県警・千葉中央署によると、事件が起きたのは16日の午前4時45分ごろ。「千葉市中央区都町付近にある自動車販売店に若い男が侵入して火を着けている」との通報が近隣住人から寄せられた。
同署員が現場に急行した際、屋外展示場にあったクルマ21台のうち、2台が全焼。4台は車内などが半焼していた。いずれのクルマもガラスが割られ、ガソリンのような揮発性のある液体を撒いて火を着けたとみられている。
男たちはすでに逃走していたが、目撃証言によると2人とも20歳ぐらいだったという。警察では放火事件として捜査を開始。使われた液体の分析を進めるとともに、自動車販売店の関係者からトラブルなとが発生していなかったかなど、詳しい事情を聞く方針だ。