【三菱 コルト ラリーアート バージョンR 詳報】シャシーまわりを大幅強化

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三菱自動車から発売された『コルトラリーアートバージョンR』は、走行性能を高めるために、ノーマル車に対して大幅に改良を加えている。

まず、もっとも大きく違うのがボディ。バージョンRは、製造段階からボディフレームのスポット溶接箇所を約1.5倍に増やし、リヤゲートまわりにも補強部材を加えることで、ボディ剛性を従来の30%増しに強化している。

サスペンションは欧州仕様のターボモデルをベースに、日本用にチューニングを変更して直進安定性と旋回性能を向上。装着するダンパーやスプリング、ブッシュ類もバージョンR専用パーツが使われている。

三菱自動車商品開発統括・技術開発本部の高崎静一さんは「このクルマを発売するにあたり、中途半端なものでは意味がないと思い、ボディの設計段階から手を加えるという、コストのかかる作り方を行ないました」

「溶接箇所を増やすというやり方は、重量増加を抑えながらも剛性を上げるのには大変効果があります。ですが、非常に手間がかかるので、製造ラインのほうでも、これ以上は不可能というぐらいギリギリの対応をお願いしました」という。

実際に走らせてみると、その効果はてきめんに現れており、非常に心地よいフットワークを実現している。ボディ剛性が高まっているのでハンドリングにブレがなくなり、ステアリング操作に対して素直にフロントが向きを変えてくれるのだ。そしてリヤの剛性が上がったことで、リヤの接地感が高まり、追従性もよくなっている。

ノーマルでは高く感じられた重心も、バージョンRでは低く抑えられている。さすがに手間を掛けただけあり、バージョンRの走りは特別なものに仕上がっている。(つづく)

《岡島裕二》

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