【新聞ウォッチ】ぼろもうけ? 福井日銀総裁への風当たり

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【新聞ウォッチ】ぼろもうけ? 福井日銀総裁への風当たり
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気になるニュース・気になる内幕---今日の朝刊(朝日、読売、毎日、産経、東京、日経の各紙・東京本社発行最終版)から注目の自動車関連記事をピックアップし、その内幕を分析するマスコミパトロール。

2006年6月21日付

●福井総裁 利益総額1473万円、村上ファンド投資 242万受け取る(読売・1面)

●タクシー運転手の条件厳しく、国交省検討へ(読売・37面)

●iPodの勢い車内にもジワリ、三菱は特別仕様車、トヨタは対応カーナビ(朝日・10面)

●次世代ディーゼル共同開発、三菱自と三菱重工(朝日・10面)

●新日石とJエナジー提携、倉敷の製油所を統合(産経・10面)

●白バイ大破 隊員が転倒事故(産経・27面)

●GM、フォード早期退職応募進む(日経・7面)

●三菱自動車、欧州向け小型車投入へ、ダイムラーが委託生産破棄補償金350億円合意(日経・11面)

●独ダイムラーが上場廃止申請、東証(日経・17面)

ひとくちコメント

「村上ファンド」への資金拠出問題で、福井俊彦日銀総裁に対する視線は冷たさを増している。運用利益は6年間で約1500万円に達することが分かったからだ。

きょうの東京は社説で「福井総裁は国会で収益について『大した額ではない』と説明していたが、普通の感覚では『ぼろもうけ』に近いといわざるをえない」とし,「国民に低金利を求める一方で、日銀総裁が一部の人しか投資できないファンドで、ぬれ手であわに近い荒稼ぎをしていたとあっては、日銀への信頼が失墜するのも当然である」と手厳しい。

また、読売も社説で「手を尽くしても市場の不信感をぬぐえなければ、その時は、当然、福井総裁が自ら、進退を判断するべきだろう」と警告している。福井総裁といえば,「偉ぶらない人柄の良さ」が取りえだっただけに「福井総裁深く反省、日銀,描ける幕引き」(日経)といったところが本音のところだろう。

《福田俊之》

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