日産ディーゼル工業は1日、世界初の重量車燃費基準に、大型トラクタと大型バスを国内で初めて適合させたと発表した。大型観光バスは2日から、トラクタは12日から発売する。
尿素SCR方式を採用した排ガス浄化システム「FLENDS」(フレンズ)を搭載した大型トラック『クオン』の大型トラクタ「GKシリーズ」と、大型都市間高速・観光バス『スペースアロー』、大型路線・自家用バス『スペースランナー』(一部を除く)で達成した。重量車燃費基準の達成とともに、平成17年(新長期)排出ガス規制も適合している。
重量車燃費基準は、4月1日の改正省エネ法で定められた。2015年度を目標とし、トラック・バスメーカーに対し、車両総重量ごとに定めた燃費基準の達成と、4月以降発売の新型車について、カタログへの燃費表示を義務付けた。