6日午前、東京都港区内の国道246号で、乗用車とバイクが接触。転倒したバイクを避けようとした乗用車が交差点に隣接する地下鉄駅の入口に突っ込む事故が起きた。クルマは階段を約30段落ちたが、幸いにも巻き込まれた歩行者はいなかった。
警視庁・赤坂署によると、事故が起きたのは6日の午前9時45分ごろ。港区北青山3丁目付近の国道246号で、32歳の男が運転する乗用車が前を走る原付バイクに接触した。バイクは押し出されるようにして転倒。乗用車はこれを避けようと急ハンドルを切ったところ路外に逸脱し、そのまま交差点に隣接する地下鉄・表参道駅入口の階段に突っ込み、約8m(約30段分)転落した。
クルマは踊り場付近で底部を引っ掛けるようにして停止。付近の店が営業を開始する以前であり、たまたまこの入口を使っている歩行者もおらず、巻き込まれた人はいなかった。バイクを運転していた男性は転倒した際に打撲の軽傷を負っている。
運転していた男は泥酔の状態。呼気1リットルあたり0.6ミリグラムという高濃度のアルコール分を検出したことから、警察では業務上過失傷害と道路交通法違反(酒酔い運転)の現行犯で逮捕した。