ダイハツ工業は26日、新経営制度を6月から導入すると発表した。執行役員制度を導入し、取締役の数を現行の3割に削減。意思決定と執行をスピードアップする。
取締役の人数は、現行の26人から9人に削減する。会長、社長、副社長3人、常務取締役3人、取締役1人の体制にする。取締役の削減と同時に、執行役員22人を新たに任命し、業務推進の機能を強化する。新体制は6月29日開催の定時株主総会で正式に決定する。
経営体制の変更とともに、組織改正も実施し「本部制」を新たに導入する。副社長以下の取締役を本部長とする機能別本部を設置し、責任者の明確化と「やり切る体制」の実現をめざす。同時に組織を大括りとすることで、戦略的な人材活用を推進する。