気になるニュース・気になる内幕…今日の朝刊(朝日、読売、毎日、産経、東京、日経の各紙・東京本社発行最終版)から注目の自動車関連記事をピックアップ、内幕を分析するマスメディアクルージング。
2006年4月19日付
●車の燃料にバイオエタノール CO2排出抑制に効果(読売・11面)
●タイヤ脱落、三菱自に550万賠償命令 横浜地裁判決、制裁的慰謝料は認めず(読売・34面)
●トヨタ九州工場を公開、「国内第2の拠点」(朝日・11面)
●北京第2工場、現代が起工式08年生産開始(朝日・11面)
●三菱欧州子会社に黄信号 ダイムラーが「スマート」委託生産中止 1000人削減で交渉(毎日・8面)
●警察車両衝突、原因か、「自損事故死」両親ら茨城県警を提訴(毎日・27面)
●NHK トヨタから理事派遣へ(東京・8面)
●ヤマト運輸、イクラ偽装、賞味期限ラベル通販業者と改ざん(東京・28面)
●三菱ふそう車 左前輪外れる、福井、ハブごと(東京・29面)
●団塊世代の退職目前、製造業、技能伝承を加速(日経・1面)
●ハイブリッド車目標の7倍近く、レクサス、販売1ヶ月(日経・9面)
ひとくちコメント
横浜市で主婦が死亡、子供2人が負傷した三菱自動車製大型トレーラーのタイヤ脱落事故で、原告側が「欠陥を放置し事故を引き起こした」として、計約1億6500万円の損害賠償を求めた訴訟の判決で、横浜地裁は国への請求は棄却し、三菱自動車に慰謝料550万円の支払いを命じた。きょうの東京が1面トップ扱い、各紙も社会面などで大きく報じている。
通常の慰謝料に、悪質な加害行為に対する充分な被害回復と再犯防止が目的の「懲罰的慰謝料」1億円を上乗せした請求と国の過失への裁判所の判断が焦点だったが、いずれも認められなかった。
原告側は「制裁的慰謝料が認められなかったのは時代遅れで不当な判決だ」としている。