【BS レグノGRV】ノイズ制御に史上初の秘策

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「動くお部屋」化している高級ミニバン。だから、ワイワイおしゃべりして、気持ちよく音楽を聞いて、最新映画をジックリ見て、TVゲームも楽しんで、と有意義な空間をエンジョイしたい。となると、当然車内は静かなほうがいいに決まっている。しかし悲しいかな、静かさを追求していくことは、ミニバンにとっては難題モノなのだ。

それはそうだろう、見晴らしをよくするために窓の面積は大きくしているので当然、ノイズの侵入も多くなる。箱型形状の車内空間ではそうした外部からの侵入音が増幅してしまう。それに、3列目は後輪車軸の真上にあるので、振動&ロードロイズが必然的に影響してしまう。ミニバンとノイズは“切っても切れない関係”なのだ。とくにミニバンでは、中・高音域ノイズの発生が問題となる。

そこで、『レグノGRV』はどうなったか。まずは、すでに『レグノGR-8000』で採用している3つの手法を採用。1:サイレントACブロック(中・高音域のパタンノイズ低減)、2:ノイズ吸収シート(低音域のロードノイズ低減)、3:効果抑制ケース構造(乗り心地と静粛性の低下抑制)。そして、タイヤ史上初となるGRV専用の画期的技術が「ノイズ抑制グルーブだ」。

これは、トレッド面の縦方向のグルーブ(溝)の斜め横方向にグルーブを刻んでいる。縦方向のグルーブでは通常、“気柱管共鳴音”が発生している。これは、紙を丸めて耳にあてたり、貝殻を耳にあてたりすると「シャー」という、“あの音”のことだ。タイヤからも、そうした「シャー」音が自然発生していたのだ。それをこの「ノイズ抑制グルーブ」がスッキリ消してしまうというのだが…。果たして、その効果は実感できるのか?

またもう一点、レグノGRVには大きな特徴がある。それが、ミニバン特有の走行中のふらつきの抑制だ。そのため、タイヤ史上でも珍しい「左右非対称構造」を採用した。トレッド面の非対称は珍しくはないが、非対称構造はやっと開発され始めたばかりなのがタイヤ業界だ。GRVは中身までが非対称になっているのだ。

重心が高くロール量が大きいミニバンは、タイヤへの横方向負荷が大きい。そこで、コーナーに対してタイヤの外型のたわみを大きくして“いなして”、タイヤの内側のたわみを抑えて“つっぱって”いる。高速道路でのレーンチェンジの際、ふらつきが大幅改善されている、という。

それでは、レグノGRVの真骨頂「音質のよさ」&「ふらつきのなさ」、それぞれの実体験をしてみよう。(つづく)

《桃田健史》

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