朝刊から気になるニュース、気になる自動車関連記事をピックアップ、その内幕を分析するマスコミクルージング(原則として朝日、読売、毎日、産経、東京、日経の各紙・東京本社発行最終版を対象にチェック)。
2006年4月6日付
●日産もロシアに工場建設へ(読売・9面)
●交通安全運動世田谷で出動式 成城署(朝日・31面)
●車と衝突、京王線脱線、世田谷 運転の女性死亡(朝日・35面)
●電動バイク 試作車開発、充電1回で180キロ走行(産経・10面)
●車検サービス合戦、厳しさます消費者の目、本業苦しくディーラーなど参戦(産経・19面)
●トヨタの世界、(6) 攻めつ攻められつつ、国際化の波、系列にも(東京・8面)
●張トヨタ副会長、ソニー社外取締役に、生産効率化など助言(日経・11面)
●自動車、塗装も「環境配慮」トヨタ国内、水性塗料に、富士重150億円投じ刷新(日経・13面)
ひとくちコメント
日産自動車がロシアに車両組み立て工場を建設し、自動車生産に乗り出すという。ロシアのグレフ経済発展・貿易相が記者会見で語ったものをタス通信が配信、きょうの読売などが取り上げている。事実ならば、日本の自動車メーカーではトヨタ自動車に次ぎ2社目のロシア進出となる。
記事によると、生産は、部品を国外から輸入して組み立てる「ノックダウン方式」で、年内にも着工する予定。車種は小型車が中心となる見込みで、進出先として、港湾施設が整備され、物流機能が充実している西部のサンクトペテルブルクなどが有力という。
日産のカルロス・ゴーン社長は「もはや日本市場は期待薄」と判断しており、北米、中国と共に、成長が続くロシア市場などに強い関心を抱いているという。