横浜ゴムは4日から3日間、 ドイツのハンブルグで開催される航空機用内装品・設備の博覧会「エアクラフト・インテリアズ ・エクスポ 2006」に出展する。メンテナンスのしやすさや快適さを高めたラバトリーモジュール(化粧室ユニット)をメインに展示し、機体の内装リフォームで他社との差異化を図りたい航空会社にアピールしていく。
今回展示するラバトリーモジュールはボーイング『737』向けに開発した商品。消費電力が少なく耐久性に優れるLEDを間接照明に採用し、床にはさびにくいステンレス製部品を使用。トイレットペーパーなど備品の収納には従来の2倍のスペースを確保した。さらに、片手で温度調節ができる自動蛇口を導入するなど、使いやすさも追求した。室内は丸みをおびたフォルムで仕上げデザイン性も高めた。
併せて展示する飲料水用のウォータータンク、トイレ用浄化槽のウエストタンクは、軽量でありながら高い剛性を持つ。横浜ゴムはボーイングの『717』を除く全機種にウォータータンクを納入、エアバス『A380』にはウォータータンクとウエストタンクの両方を独占供給している。
横浜ゴムはタイヤメーカーであるとともに、ゴム、金属、FRPなどの複合材を使った航空機用部品を製造している。