ユーシンは、米国の投資ファンドのRHJホールディングス(旧リップルウッド・ホールディングス)が同社に資本参加することで合意したと発表した。RHJグループはユーシンの筆頭株主となる。RHJグループは、ナイルス、旭テックと日本の自動車部品メーカーへの投資を加速させている。
RHJホールディングスの子会社RHJインターナショナルがユーシンの実施する第三者割当増資を引き受ける。ユーシンが発行する新株は640万株で、RHJインターナショナルは1株につき1244円、総額79億6160万円を出資する。ユーシンへのRHJインターナショナルの出資比率は20.1%となり、筆頭株主となる。
ユーシンは増資で調達した資金約80億円で、日系自動車メーカーの生産が拡大している海外での生産拠点の強化や国内での研究開発の強化に活用していく。
RHJはユーシンへの資本参加後、同じくRHJグループであるナイルスの竹辺圭祐社長をユーシンの代表権を持つ専務執行役員として派遣する。