【D視点】異文化入門編…ルノー ルーテシア

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 オシャレな女性がターゲット

ルノーの3代目『ルーテシア』が3月20日から販売開始になる。昨年9月に本国フランスで発売されたばかりの最新モデルだ。

2ボックス3ドア、5ドアハッチバックの2車型、搭載エンジンは1.6リットルのみで5速MTと4速シーケンシャルATが用意されている。全長3990mm×全幅1720mm×全高1485mmと旧型に比べて一回り大きくなっているが、価額は先代並みの200万円前後。

がっしりした働き者の娘さんだった先代ルーテシアが、新型ではオシャレなお嬢さんに変身した。本国と同様、13色のボディカラーを用意する気の使いようからも、オシャレ心を大切にする女性がターゲットなことは明らか。

同じルノーの『メガーヌ』はルノーデザインを世界に知らしめた傑作と言える。しかし大胆なデザインゆえ日本人には取っ付き難いところがあった。メガーヌのデザインから角を少し取り、ランプ類のデザインを控えめにしたルーテシアのデザインは、新鮮味こそ無いが親しみ易く日本人にも受け入れられそうだ。

コンパクトクラス最大となるホイールベースは高い安全性と快適性を実現している。作りこみや静粛性を含めてワンランク上の感じがするのもチャームポイントとなっている。欧州で行われる衝突安全実験ユーロNCAPで最高ランクの5つ星を獲得するなど、見かけだけではなく、中身の確かさも証明済みだ。

D視点:デザインの視点
筆者:松井孝晏(まつい・たかやす)---東京造形大学教授、デザインジャーナリスト。元日産のデザイナーで、社会現象となった『Be-1』をプロデュースした。

《松井孝晏》

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