【トヨタF1】冨田TMG会長「F1でも絶え間ないカイゼンを」

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【トヨタF1】冨田TMG会長「F1でも絶え間ないカイゼンを」
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トヨタモータースポーツGmbHの冨田務会長は、3日に行われた2006年モータースポーツ活動についての会見の中で、F1でも絶え間ないカイゼンを続けていくと力説した。

トヨタは今年のF1に向けて、他チームに先駆けて昨年11月に新型「TF106」の試験を開始し、メカニカル面での信頼を高めると同時に、ブリヂストンタイヤとの適合性を向上させるべく走行テストか繰り返してきた。

冨田会長によれば、その間、風洞施設を1日も休ませることなく動かして、空力面での大幅な改良を成し遂げたとのことだ。文字通り準備は万端といった感じである。「このような改良プロセスはまさにトヨタウェイの基本となるカイゼンであり、F1活動でも浸透してきている」と冨田会長は強調した。

ただ、そのトヨタ流のカイゼンが通用しない部分もあるようだ。それがFIA。「15年の長期政権になって、いろいろな問題点を抱えていて、かなり独断的な部分が見え隠れする」(冨田会長)そうで、改革が進んでいないというわけだ。いってみれば、FIAの姿勢はトヨタのそれと対極にある。

冨田会長は、腹に据えかねている様子で、FIAがカイゼンという思想を取り入れてくれたら、もっとよいF1になるとの思いが強いようだ。

《山田清志》

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