新型トヨタ『エスティマ』には“見えないところ”に世界初の技術が採用されている。それは天井裏に仕込まれた新しいタイプのフラットスピーカーだ。6スピーカー車はBピラー付近に2枚。11スピーカー車はこれに加え、Cピラー付近にも2枚装着されている。このフラットスピーカーは、イギリスのNew Transducers Limited社が開発した『NXTフラットパネルスピーカー』技術を使用している。天井パネルの裏に「エキサイター」と呼ばれる振動子を装着。この振動子が天井パネルを揺らすことで、パネル全体がスピーカーとして機能するというわけだ。クルマのスピーカーは通常比較的低い部分に装着されているため、特に後席では音の広がりを感じにくい。だが、エスティマの場合はこのフラットスピーカーによって「頭上から音が降り注ぐような感覚」を味わうことができる。フラットスピーカーはあくまでも補助的な役割であって、これがメインというわけではない。ただ、天井そのものから音が鳴っているという感覚はこれまでにないものなので、非常に新鮮だ。
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