日本損害保険協会はこのほど自動車盗難に関するアンケート結果を発表した。それによると、05年最も盗難発生件数が多かった都道府県は、トヨタのお膝元である愛知だった。
愛知は10年近く前から急速に自動車盗難が増加し、03年に初めて都道府県別で1位となり、その後3年連続でワースト1位となっている。
そのことを反映してか、愛知では「自分のクルマが盗まれる危険性を強く感じる」あるいは「自分の車が盗まれる危険性を少し感じている」割合が78.2%と全国で最も高くなっている。また、「イモビライザを実際に十分のクルマに装着している」と回答した人の割合も、17.9%と最も高い。
2位は02年まで過去20年にわたりワースト1位だった大阪、3位:埼玉、4位:千葉、5位:神奈川、6位:兵庫、7位:茨城、8位:福岡、9位:群馬、10位:東京の順になっている。反対に最も自動車盗難発生件数が少ないのは秋田県、次いで長崎、島根。また、「自分の車が盗まれる危険性をまったく感じていない」と回答した人の割合が最も高かったのが岩手県で54.6%。東北地方は相対的にそう考えている人の割合が高い。
いずれにしてもユーザーは自分のクルマに細心の注意を払っておく必要がありそうだ。そうしないと、ある日自分のクルマが消え、そのクルマが海外で走っていることになっているとも限らない。