三菱自動車が9日発表した、05年度第3四半期(4−12月)決算は、売上高が前年同期にくらべ5.5%減の1兆5296億円、営業損失が182億円、当期損失が681億円になった。売上は減少したが、特別損失を計上した前年同期にくらべ、損失幅は縮小した。
同期は、売上高が日本やアジアで増加したが、北米、欧州では減少した。世界売上台数は、前年同期にくらべ5.5%減の94万7000台。日本は同11.4%増の16万5000台、海外は同8.5%減の78万2000台だった。
営業損失は、前年同期の997億円にくらべ815億円改善した。前年同期に、ワランティ費用224億円、販売金融債権売却損129億円、米州・豪州での減損処理損104億円などを計上したが、今期はこれらがなかったため、大幅な改善になった。最終損失は、前年同期の2282億円から、1601億円改善した。