【トヨタ カムリ 新型発表】乗り心地重視のサスペンション

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【トヨタ カムリ 新型発表】乗り心地重視のサスペンション
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新型トヨタ『カムリ』(1月30日発表)のサスペンションは旧型モデルのシステムを熟成、発展させたもの。形式は前・マクファーソンストラット式、後・デュアルリンクストラット式の、4輪独立懸架式だ。

ストラット式は欧州車に多く見られるダブルウィッシュボーン式やマルチリンク式といった高性能サスペンションに比べると、限界性能では不利な部分がある。が、乗り心地を左右するショックアブゾーバーを大型化しやすく、またバネ下重量も軽量であるなど、乗り心地重視のモデルとのマッチングは、実は非常にいい。部品点数が少ないぶん、サスペンションまわりからの騒音を軽減できるというメリットもある。

新型カムリのサスペンションは、旧型できわめて高い評価を受けていた乗り心地の向上を狙い、スプリングやショックアブゾーバーの見直しやスタビライザーバー&リンクの軽量化などの改良がなされている。また、前後トレッド(左右輪の距離)がそれぞれ30mm拡大されており、操縦安定性の面でも進歩していることだろう。

《井元康一郎》

井元康一郎

井元康一郎 鹿児島出身。大学卒業後、パイプオルガン奏者、高校教員、娯楽誌記者、経済誌記者などを経て独立。自動車、宇宙航空、電機、化学、映画、音楽、楽器などをフィールドに、取材・執筆活動を行っている。 著書に『プリウスvsインサイト』(小学館)、『レクサス─トヨタは世界的ブランドを打ち出せるのか』(プレジデント社)がある。

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