【新聞ウォッチ】日産、過去最高6.4カ月分の一時金要求へ

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気になるニュース・気になる内幕…今日の朝刊(朝日、読売、毎日、産経、東京、日経の各紙・東京本社発行最終版)から注目の自動車関連記事をピックアップ、内幕を分析するマスメディアクルージング。

2006年2月1日付 

●顔=F1参戦を認められたスーパー・アグリ・フォーミュラワン代表、鈴木亜久里さん(読売・2面)

●ホンダ、ベア要求方針(読売・8面)

●ホンダ、売上高など過去最高、2005年4−12期決算(読売・8面)

●日産労組の要求、過去最高の6.4カ月 06年春闘(毎日・8面)

●5社に課徴金1億8000万円、タイヤ入札談合(毎日・27面)

●ホンダ、米工場で生産調整、4月から、在庫増未然に防ぐ(日経・11面)

ひとくちコメント

大手自動車メーカー労働組合の春闘要求がほぼ出そろった。きょうの朝日などが報じているが、日産自動車労働組合は過去最高となる6.4カ月分(昨年6.2カ月)の一時金を要求する執行部案を決めたという。

日産では賃金制度の変更で、ベアや定期昇給の概念がなくなっており、組合員平均ではなく、全社員の給与総額である総原資額を要求する方式を取り入れている。このため、1人当たり7000円の「平均賃金改訂原資」を要求することになる。

また、ホンダ労働組合は今年の春闘で4年ぶりにベースアップ(ベア)を要求する方針で、きょう執行部案を正式決定し、組合員に提示するという。金額はトヨタ労組と同額の1000円とする意向。

今春闘の特徴は大手自動車メーカーが過去最高の好決算となる見通しから、久々のベア要求に踏み切ることになった。

《福田俊之》

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