気になるニュース・気になる内幕…今日の朝刊(朝日、読売、毎日、産経、東京、日経の各紙・東京本社発行最終版)から注目の自動車関連記事をピックアップ、内幕を分析するマスメディアクルージング。
2006年1月27日付
●GM赤字転落、13年ぶり 最終損益、85億ドル(読売・2面)
●送り迎えはロールス・ロイス マンダリン・オリエンタルホテル(読売・8面)
●国内販売シェア、トヨタ43.6%(読売・8面)
●さよなら「AIBO」ソニー、ロボットから撤退(朝日・3面)
●自動車4社生産数最高05年世界実績(朝日・13面)
●ソニー、黒字700億円「赤字」修正(朝日・13面)
●無人ヘリ数十機輸出記録を押収 ヤマハ発(毎日・30面)
●「車名酷似」ホンダがフォードを提訴(産経・10面)
●コルドバ・BMWジャパン社長、「価値観の転換期高級車は根付く」(東京・8面)
●小型車人気「軽」には脅威か 箕浦・ダイハツ社長(東京・8面)
●出光、ガソリンも2.4円値上げ、2月卸値(日経・9面)
●トヨタ、中国で中古車事業(日経・11面)
ひとくちコメント
ゼネラルモーターズが発表した05年12月期決算は、最終損益が85億5400万ドル(約9900億円)の大幅赤字を計上、92年以来、13年ぶりの年間赤字に転落したという。きょうの各紙が大きく報じている。
「巨額の赤字決算は経営悪化の深刻さを浮き彫りにした」(毎日)、「今年の新車販売も振るわず、GM経営は難局に直面した」(日経)など、市場では破たん観測も浮上している。一方、同日発表したトヨタグループの世界販売台数は811万台、世界生産台数は823万台となり、世界生産・販売とも過去最高となった。
GMの大幅赤字はガソリン高や日本車の攻勢を受けた北米での販売低迷が影響していることは言うまでもないが、1兆円と言えば、トヨタの最終利益に迫る金額。台数では肉薄だが、台所事情は天国と地獄。世界のトップランナー、赤字もビッグである。