16日に発表された新型トヨタ『エスティマ』には、サイドリフトアップシート車が設定された。トヨタ自動車 ウェルキャブグループの市川智子さんは、「福祉車両の消費税非課税特典で、オプション価格27万円のところ、消費税分を差し引いて実質約12万円の上乗せで購入できます」と説明する。
さらに今回、サイドリフトアップシート車単独で型式を取得したため、持ち込み登録が不要となり、グリーン税制が適用される。購入に当たってのハードルが低くなった。
「以前は40万円ほどのオプションでしたが、2002年頃から値下げして、さらに型式取得によってかなり買いやすくなりました。お年寄りのいるご家庭などでも積極的に選んでいただけると思います」
事実、トヨタでの福祉車両販売台数は2万台ほどに達し、ビジネスとしても成立するようになったとのことだ。
同じくウェルキャブグループの梶川真哉さんによると、「福祉車両を実際に見ていただけるハートフルプラザを全国9拠点まで広げ、コンサルティングスタッフも常駐しています。今後もハートフルプラザを展開し、積極的な提案を行っていきたい」とのことだ。