米カリフォルニア州在住の会社役員のアラン・ポスター氏は、先頃、37年前に盗まれた68年型『コルベット』に再会することができた。
このコルベットは、ポスター氏が26歳の時にニューヨークの自宅近くの駐車場から盗まれたもの。その後、ポスター氏は米カリフォルニア州に移り住み、別のクルマを購入したものの、このコルベットのことは決して忘れることができなかった。
盗難後のコルベットがどういう運命をたどったのかは不明だが、最近になってスウェーデンに輸出しようとした業者がいて、その時税関の職員が、これが盗難車であることに気がついた。
記録を調べた結果、元の持ち主がポスター氏であることが判明。コルベットが見つかったという連絡を受けたとき、ポスター氏は「誰かが、自分をかつごうとしているのではないかと」と疑ったという。
コルベットは、ガソリンタンクとラジエーターを取り替える必要があるものの、市場価値は買ったときの3倍になっているという。すでに63歳になっているポスター氏は、「古い友達に再会したようだ」と喜びを表している。