新型トヨタ『bB』(12月26日発表)がこれだけ攻撃的なデザインを試みた理由は、やはり“若者たちを刺激する”ため。
クルマ離れが著しい若年ユーザーをクルマに振り向かせるためには、少々の冒険的なスタイリングではパワー不足。イカツク、妖しいデザインを徹底させることで、若年ユーザーのアイキャッチを取ろうというわけである。
新型bBのデザイン、多分に冒険的な要素が含まれているが、突然変異的なトレンドというわけでもない。
アメリカにおけるトヨタの若年ユーザー向けブランド「サイオン」で旧型bB=現地名『xB』が売られているが、アメリカの若者の間ではこのbBをカラーリング、ローダウン、超大径ホイール、ハイパワーオーディオなどでド派手にドレスアップするのが大いに流行っていた。新型のスタイリングは、このような若年ユーザーの動向も横目でにらみながら決められてたものと思われる。