【デトロイトモーターショー06】日産の環境&低燃費の軸はCVT

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【デトロイトモーターショー06】日産の環境&低燃費の軸はCVT
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日産自動車のカルロス・ゴーンCEOはデトロイトモーターショーにおいて、北米市場に新たに投入する小型車『ヴァーサ』と新型『セントラ』発表の席上、日産の環境対策、低燃費実現の軸として次世代トランスミッション、CVTの採用拡張に言及した。

「2007年末までに日産が100万台のCVT搭載車を世界に送り出すことは、20万台のハイブリットと同等の環境利益をもたらす」と述べたゴーンCEOは、今回発表された『ヴァーサ』(日本名『ティーダ』)のハッチバックとセダン、および新型『セントラ』などに加え、すでにCVTを全車搭載しているSUV『ムラーノ』の他、ミニバンの『クエスト』、セダンの『マキシマ』、『アルティマ』などにもCVT搭載モデルを拡大すると発表。

ガソリンの高騰が引き金となり、環境と低燃費対策が必須となった北米市場においてハイブリッド車で大きく販売を伸ばしたトヨタ、ホンダに対し、日産はハイブリッドに比べてコストが軽く販売額を安く抑えることができるCVT搭載車の販売を拡大する方向で、低燃費施策を展開する目論みだ。

滑らかで変速ショックの少ないCVTは、クイックなレスポンスとパワフルな走行性能実現とともに、ギア比を自在に選びエンジンの燃料消費が少ないところを的確に捉える特性から、燃費向上の効果も高い。各社が主に小型車を中心に導入しているが、なかでも日産はかねてから積極的に技術開発に取り組み、独自の二酸化炭素排出量低減のシステムを構築している。

今回、日本ではCVTを搭載するトヨタ『ヤリス』、ホンダ『フィット』が、北米仕様ではコンベンショナルなATに変更してきたが、システムにアドバンテージをもつこともあり日産はCVT拡大を選択。アルティマなどにトヨタのハイブリッドシステムを搭載する一方で、2007年度中には世界中で100万ユニットのCVT搭載車の販売を計画している。

《ケニー中嶋》

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