ホンダの近藤広一専務は20日、同社最大の4輪車市場である北米の2006年販売について、05年見込み比4%増の151万台程度と想定していることを明らかにした。
近藤専務は、06年の米国自動車需要が「ガソリン価格や金利の上昇によって1650万台規模」と、今年より30万-40万台減少するとの観測を示した。そのうえで、ホンダはエントリーカーとしての『フィット』を投入するなどにより、今年の実績見込みである145万台を上回る水準を目指す考えを表明した。
ホンダは毎年末に公表していた暦年ベースでの世界生産・販売計画の公表を今年から止めた。ただ、暦年単位での事業計画も重視される北米など一部の海外については、補足説明した。06年度のグローバルな生産・販売計画は来年4月末に発表する。