ダイムラークライスラー日本、日本自動車研究所に燃料電池車を納入

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ダイムラークライスラー日本、日本自動車研究所に燃料電池車を納入
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ダイムラー・クライスラー日本は、メルセデスベンツ『Aクラス』をベースとした燃料電池乗用車『F-Cell』を日本自動車研究所(JARI)に納車したと発表した。

F-CellはJARIが独立行政法人の新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO技術開発機構)から委託を受けて実施する「水素社会構築共通基盤整備事業」における、水素充填試験によるコネクタの標準化、実走行による評価項目・方法の課題発掘、水素消費量試験による台上試験用燃費計測手法の開発や車載用水素流量計の開発など、各種試験に利用される計画。

すでに一部試験をダイムラークライスラーと協力して実施することで合意している。水素の供給はつくば市のJARI施設内にある水素ステーションで行う。

ダイムラークライスラーは、10年以上前に初の燃料電池車『NECAR1』を導入して以来、多数のコンセプトカーによる燃料電池技術を開発してきた。36台のメルセデスベンツの『シターロ燃料電池バス』に加え、60台のメルセデスベンツAクラスベースのF-Cellが世界各国で使用されている。

米国ではUPS社がダッジ『スプリンター』の燃料電池車を小荷物配送業務に使用、シンガポール、日本、ドイツ、米国でもさまざまな顧客がAクラスF-Cellを日常業務に使用しており、実利用されているダイムラークライスラーの燃料電池車は合計100台以上にのぼる。

随時世界各国から収集される走行データおよび様々なバックグラウンドを持つパートナーからのフィードバックはシステムの改良や、次世代燃料電池車の開発に活用していく。

《レスポンス編集部》

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