ポルシェ、CTSをマグナに売却

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ポルシェAGは、CTS車両ルーフシステムを独立系の大手自動車部品メーカーのマグナ・インターナショナル社に売却したと発表した。CTSは自動車用ルーフシステムのトップサプライヤーで、売却額は約1億7000万ユーロ。今回の売買契約はEUの反トラスト規制当局による承認が必要となる。

CTSはポルシェAGと当時のダイムラーベンツAGによって1996年に設立され、2003年9月にポルシェの完全子会社となった。この間、CTSは順調に業績を拡大し、数多くの自動車メーカーと取引を行ってきた。今回、独立系の自動車サプライヤーの傘下で事業を展開することがCTSにとってもメリットと判断、ポルシェは売却を決めた。

ポルシェのヴェンデリン・ヴィーデキング社長兼CEOは「この決定は双方に利益をもたらす。ポルシェは完成車の開発、生産、販売といった中核事業に完全に集中できるようになり、一方でマグナという新パートナーを得たCTSも、新たな成長の可能性を探ることができる。今回の売却によってポルシェは引き続き最高品質のシステムの供給を受けることが可能になる」とコメントしている。

マグナのジークフリート・ヴォルフ副社長は「CTSはルーフシステムの技術をリードする企業のひとつで、この分野が大きな成長の可能性を秘めていると考えている。CTSの顧客ベースをさらに世界的規模へと拡大することで、現在持つ能力とともにこの技術を強化し、ルーフシステム分野での成長を目指す」としている。

CTSのサプライヤーの主要取引先にはポルシェやダイムラークライスラーに加え、フェラーリ、ゼネラルモーターズ、サーブ、プジョー、オペルが含まれている。2004年度の売上高は4億1700万ユーロで、ドイツとアメリカの8カ所に拠点があり、従業員は約1100人。
《レスポンス編集部》

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