さきごろ、日本人選手として初めてダカールラリーで総合優勝を果たした篠塚建次郎が、06年の同大会をラストランとする意向であることが伝わった。この報について、かつては三菱ワークスで先輩後輩の間柄にあった増岡浩はこう語っている。
「日本のラリーの土台をつくってきた人が、40年のキャリアにピリオドを打つのですから……。とても尊敬している人でもありますから、寂しいですよ。ちょうど僕とはひとまわり、年齢が違うんですが(45歳と57歳)、僕もそこまで走れたらいいですね。(現地で会う際には)エールを送りたいと思います」
篠塚の優勝は97年。増岡の初優勝はそれに遅れること5年、篠塚が三菱ワークスで最後のパリダカを戦った年でもある02年大会だった。