14日に発表された新型日産『ウイングロード』には、ラゲッジに腰掛けるためにユニークな機能が設けられている。「イージーラゲッジベンチ」と名付けられた機能だ。
この機能は、ラゲッジに腰掛けた時に楽なように、ラゲッジフロアの後端を立てて、背もたれになるような設計になっている。その状態では、座る部分の高さが少し下がるので、座りやすいというメリットもある。
新型ウイングロードの商品企画を担当した中村修さんは「このイージーラゲッジベンチは、サーフィンなどを行っている彼氏を彼女が待つという、シチュエーションを描きながら設計しました。オートキャンプなどで、クルマの周辺でノンビリするときにも便利な機能だと思います」とコメント。
実際にはクルマのラゲッジに腰掛ける機会は少ないと思うが、スキーやスノーボードでシューズを履きかえる時などには便利だろう。小さいながらも背もたれができるので、長時間座っても疲れにくいのも確かだ。
他にも新型ウイングロードのラゲッジは、100リットル(4WDは50リットル)の大容量アンダーボックスや、エアロにはウォッシャブルラゲッジボードが採用されるなど、多彩な機能が盛り込まれている。
ベースとなるラゲッジフロアもスクエアな形状なので使いやすく、ゴルフバッグなら4つ、タイヤを外したマウンテンバイクなら26インチサイズが2台も収納できてしまうほど広い。
この使い勝手にすぐれるラゲッジは、新型ウイングロードの大きな魅力だろう。